探偵社の選び方

悪徳探偵社と良い探偵社を見分けるためにはどうすれば良いか?

探偵社や興信所へのご相談で一番多いのは男女間の問題、浮気、結婚詐欺、ストーカーなどですが、被害を受けている人にとってこれほど悲しく苦しいことはありません。「家族にも友達にも話せない」「誰も頼れる人がいない」「警察も頼りにならない」という時にお役に立てるのが探偵社や興信所です。

悲しい気持ちに付け込み、追い討ちをかける「悪徳探偵社」の存在を私達は絶対に許しません。調査に見合った金額で良い探偵社に依頼しましょう。インターネットやタウンページを見ると探偵社、興信所が沢山あります。「危ないのではないか?」「騙されるのでは?」というイメージをお持ちの方も多くいらっしゃると思います。

こんな悪徳業者に注意!

・まったく調査をしていない探偵社
・調査をしているふりをする探偵社
・でたらめな調査報告を行う探偵社
・入金後に連絡が取れなくなった探偵社
・成功報酬で失敗したのに返金をしない探偵社
・ご依頼者様の情報を他人に漏らす探偵社
・依頼をネタに恐喝する探偵社
・見積り金額以上の追加料金を要求する探偵社

では、悪徳な探偵社に騙されないためにはどうすれば良いのでしょうか。
現在、探偵社や興信所のほとんどが相談無料ですので、できれば直接探偵社の相談員と会い、お話されたうえで信頼できるか、提示された調査料金は問題を解決するために妥当かどうを見極めることが大切になります。

探偵社・興信所の選び方

探偵社や興信所選びの際は料金以外に信用度、調査力が重要な要素となってきます。電話や面会の対応でも判断する事ができますが、この判断は難しいものがあります。以下に興信所を選ぶに当たって、最低限注意したほうが良いポイントをまとめてみました。

・喫茶店やホテルなど、事務所以外で会いたがる場合は注意
・現場写真などの証拠を見せてくれる興信所かどうかを確認
・成功の条件について事前に取り決めができる

私達は「探偵」という職業に誇りを持っています。あなたが今悩んでおられる事が、探偵社に頼むことで解決されず、悪い印象を持たれる事が私達は非常に悲しいのです。安心して調査を依頼できる業者を選ぶにはどうすれば良いのか、探偵の視点から考えてみました。

■調査期間、時間を短くして料金ばかりを考えないほうが良いでしょう。
最初から証拠を得る為にはどの位の料金が必要なのかを興信所にしっかり教えてもらい、無理であるなら依頼しないで他の方法を考えることも必要です。できるだけ調査会社の事務所へ自ら出向いて契約をしましょう。

実態の無い探偵社・興信所が多い以上、相手の会社を見て信頼出来るかどうか自分で判断して、それから契約を結ぶべきです。会社で相談させてくれない興信所には要注意です。なぜなら、実態が無い可能性があるからです。本物の探偵であれば自宅兼事務所であっても来店が出来、仕事を引き受けるはずです。住所が掲載されているからといって、絶対に安心してはいけません。

■ご依頼時に疑問に思うことなどがあれば何度も確かめましょう。
親身になって聞かないような探偵社・興信所はご依頼者様を軽んじているとしか思えません。広告にある会社の所在地に行ってみたら事務所が無い。各地に電話番号がいっぱいあって事務所が沢山ありそうだけど、実際は全部転送電話だった、という話は当たり前のようにあります。

 

調査技術は?

「全国展開」と宣伝している探偵社がいくつかあります。しかし、ほとんどが都市圏にいくつかあるだけで、日本全国に拠点があるのは1社、ガルエージェンシーだけです。
調査は必要に応じて広い地域で行う場合もあるため、小規模な探偵社では必然的に経費が多くかかります。10拠点以上ある探偵社もほとんどなく、約124拠点あるガルとは比べものになりません。他社より圧倒的に多いため、必然的に勤務している探偵の数や調査数も多くなります。10人しかいない探偵社と約920人いて連携が確立されている私達とでは、調査力に大きな開きがあります。

優秀な探偵を養成し、技術を向上させるためにガル探偵学校(ガルディテクティブスクール)を設けており、探偵学校卒業後の優秀な生徒は入社資格が得られるようになっています。誰しも生まれながらの探偵はいませんが、調査訓練、機材研究を続けている機関を持っているかどうか、調査技術の差は明確です。

■技術が無い探偵社では?

・対象者にばれる可能性が高い
・写真や映像が撮れていない<
・対象者を見失う
・不備から調査が長引いて料金も上がる

気調査であれば対象者が警戒して浮気がピタリと止まり、証拠が一切撮れなくなることもあります。ですから、ベテラン調査員は細心の注意を払いますが、素人調査員は本番が練習なのでそこまでの余裕はありません。対象者についていくので必死です。探偵社はどこに依頼しても、一定レベルの技術を持っていると思うのは大きな間違いです。調査とは見えない商品ですから、未熟な点をごまかしたり手抜きをしようと思えばいくらでも出来てしまいます。ご依頼者様がそれを見抜くためには、探偵社に別の探偵をつけない限りわかりません。

■対策としては
報告はどのようになされるか相談時に確認をしましょう。素行調査など連続性のある証拠が必要な場合には、DVDやブルーレイなどで動画を提出してくれるか確認しましょう。

 

住所不明の探偵社?

探偵社のホームページを閲覧すると事務所の所在地がはっきりしておらず、電話も携帯番号のみという探偵社も存在します。さらにホームページは簡易的なもの、メールアドレスもフリーアドレス。住所が判明すると何か不都合な事情でもあるのでしょうか?探偵社が住所を公開しないには幾つかの理由が考えられます。

1.事務所兼自宅なので公開したくない
2.事務所が存在しない
3.最初から詐欺目的でトラブルになった時の責任の所在を不明にしている

1は小規模の探偵社に多くあります。小さな探偵社にも良心的で優秀な探偵もいるので、それ自体が問題ということではありません。家族が同居しているから、子供がいるからなどそれぞれに理由もあるでしょう。

問題は2と3の探偵社です。新聞、テレビを賑わす詐欺事件はこういった探偵社に多く見られます。安い調査料金で依頼者を募り、最初から調査を行う気がない悪質な探偵事務所です。間違っても騙されないようにご注意ください。

探偵社に相談する場合、自宅に呼んだり喫茶店を利用するなど面談場所が様々になるのは珍しくありません。しかし、中には実態のない探偵社も非常に多く存在しますので、できる限り探偵社へ直接行かれることが安心でしょう。

 

責任の所在

実際に探偵社へ連絡された方の中には、どうしても事務所内で会ってくれない探偵社もあったのではないでしょうか。また、電話帳やインターネットの広告に「○○支社」と書きながら、その電話番号だけで支社の住所地を載せていない探偵社も多かったことを不思議に思った人もおられるでしょう。

本社の所在地や会社概要すら書いていない探偵社も中にはあります。会社の所在地や責任者の氏名といった「責任の所在」を明確にするということは探偵業に限らず、お客様を相手にするビジネス全般の基本です。それを知っていながらあえて情報を公開していないということは、「何かトラブルが起きたら逃げるのではないか?」と疑われても仕方のないことです。

しっかりした探偵社ならお客様が訪問したいと望めば喜んでお越し頂くはずです。依頼するお客様から見ても、探偵事務所をご自身で見られた方が相談や依頼をしやすいと思います。

 

契約書類は発行してくれますか?

悪徳な探偵社はトラブル時に法的な争いになることを嫌いますから、あれこれと理由を付けて契約書類を発行したがらない場合が多々あります。「会社の方針です」「依頼の秘密を守るため」「100万円以上の調査でなければ作成しません」などと色々なことを言うかもしれませんが、それを信じろというのも無理な話ではないでしょうか。また、実際に契約書類を発行してくれるからといっても、それがあまりに曖昧な内容であったり、一方的に探偵社が有利な内容であれば困ります。

契約書類の形式は各社違うと思いますが、最低でも以下の条件を満たすことが望ましいとされます。

・当事者である依頼者と探偵社の住所、名前
・当事者同士の自筆の署名および捺印
・調査の内容
・キャンセル時の扱い
・契約が成立した年月日
・同じ書類を2通作成し、双方が1通ずつ保管する
・個人情報保護法に関する加筆